Hop Nation FOOL Raspberry Sourホップネーション フール ラズベリーサワー

Hop Nation Brewing（ホップネーションブリューイング）は、オーストラリア メルボルンの郊外の町フッツクレーにある醸造所です。 本業の合間に自己資金で醸造をはじめ、なんとか会社設立までにこぎつけたブルワリーで、最初のIPA「THE FIEND」を2015年5月に販売開始しました。醸造設備を整えるまでに相当な苦労をしたようで彼らのサイトにはStoryとして「BLOOD, SWEAT AND BEERS（血と汗とビール）」という文章が掲載されています。 ホップネーションという名前の通りホップを全面に押し出した銘柄が多いですが、メルボルンはワインも有名なため、樽熟成のビールも醸造しています。

主に乳酸菌などのアルコール発酵により酸をつくる菌を利用して造られる酸っぱいビールです。フルーツを同時に用いて発酵・熟成するものや、フルーツフレーバーのシロップを入れて造られるものもあります。 ベルギーの有名なビール「ランビック」このスタイルですが、ランビック自体はスタイルではなく一種のブランドです。使われる酵母は生息地が限られており「ランビック」を名乗れるのはブリュッセル近郊の醸造所で作られたビールのみとなっています。 他のビールと明らかに違う爽やかな味わいのものが多いので、ビールが苦手な人や新しい刺激がほしいビールラバーにもオススメのスタイルです。

オーストラリアはビールの1人あたり消費量が世界2位のビール大国です（1位はチェコ）。 オーストラリアにビールが入ってきたのは、イギリスによる植民地化が始まった頃です。現在操業中の最古の醸造所は、1824年にタスマニアで設立されたカスケード・ブルワリーです。オーストラリア最大の醸造所は家族経営のクーパーズ・ブルワリーであり、他の2つの主要な醸造所であるカールトン＆ユナイテッド・ブルワリーとライオン・ネイサンは、それぞれ日本のアサヒビールとキリンビールが所有しています。 そんなビール大好き国家オーストラリアには、大手ビールメーカーの定番ビールから、小規模なブルワリーが造るクラフトビールまで無数の銘柄が存在します。日本と比べて気温の高いオーストラリアのビールは、暑いときでもグビッと飲み干せるように、全般的に飲み口がさっぱりしていて苦みが少ないのが特徴です。 オーストラリアはパブ文化が盛んなので、訪れた際にはぜひパブでグイっとやりたいですね。