半田銀山ブルワリーは2020年に、福島県桑折町（こおりまち）にて創業したブルワリーです。ブルワリーの隣には、地元食材を使った料理やクラフトビールを提供するレストラン「上町CHEERS」もオープンしています。

福島県の半田銀山ブルワリー（Handa Ginzan Brewery）はリンゴ果汁を使ったビールを多く発売しています。

こちらのペールエールは、同ブルワリーの「王林ペールエール」よりもスタンダードなペールエールです。おそらく使われている果汁の量が少ないのだと思われます。

ホップとモルトの風味をしっかり残しながら、リンゴの風味もかすかに感じられる爽やかな1本に仕上がっています。

日本には、明治時代、全国に100を超える小さなビール醸造所が存在していました。当時は清酒以外の酒類には酒税が課せられておらず、ビールには酒税が課せられていませんでした。しかし、明治34年12月軍備増強のための国税収入のため、ビールにも酒税が課せられることになり、資金力の弱い小さなビール醸造所はその負担に耐えきれず姿を消していきました。これによりビール作りは戦後しばらくも資金力のある大手だけのものとなっていました。

リンゴ果汁を使いながらもスタンダードなペールエール

SOLDER CRAFT 半田銀山ペールエール

まず、エールというのはビールの上面発酵という製造方法で造られたビール群のことを言います。このエールビールのうち、登場当時のビールと比べて淡い（=ペール）色をしているビールをペールエールと呼ぶようになりました。

半田銀山ブルワリー（Handa Ginzan Brewery）が造っているIPAです。

ブルワリーのある福島県伊達郡桑折町が発祥のリンゴ、「王林」のリンゴ果汁を使ったIPAで、リンゴとたっぷり使われたホップの香りがフルーティーです。IPAにしては苦味が少なくとても飲みやすい1本です。

酒税法の分類は発泡酒ですが、れっきとしたビールです。

IPA（インディアペールエール）は、ペールモルトを使用して上面発酵で作られるペールエールの一種で、ホップの風味が強いことが特徴です。

半田銀山ブルワリーのフラッグシップビールで、リンゴ果汁をつかった珍しいペールエールです。

注いだ瞬間からほのかにリンゴの香りを感じ、色もリンゴジュースのような淡い黄金色です。フレーバーもしっかりとリンゴの味を感じることができます。甘みだけでなくリンゴの渋みの部分も感じることができ、ビールの持つ苦味と絶妙にマッチしています。

ブルワリーがある桑折町が、リンゴの有名な品種である王林の発祥の地のためこのビールが造られました。

リンゴ果汁をつかった珍しいペールエール

半田銀山は桑折町と隣の国見町にまたがって存在した銀山で、石見銀山、生野銀山とともに日本三大銀山と称せられたそうで、ブルワリー名はこの銀山に由来しています。

メイン銘柄の｢SOLDER CRAFT｣のSOLDERは半田付けのことで、この半田が半田山に由来しているという説があることからつけられたようです。

桑折町発祥のりんご｢王林｣を副原料に使ったビール「SOLDER CRAFT 王林ペールエール」がフラッグシップビールとなっています。

Handa Ginzan Brewery半田銀山ブルワリー

半田銀山ブルワリーのクラフトビール一覧

Handa Gizan Pale AleSOLDER CRAFT 半田銀山ペールエール

Handa Ginzan IPASOLDER CRAFT 半田銀山IPA

SOLDER CRAFT OHRIN PALE ALESOLDER CRAFT 王林ペールエール