飲食店を展開するライナ株式会社の一事業部からスタートしたブルワリー。

オレンジセゾン（Orange Saison）は、ベクターブルーイング（Vector Brewing）が造るセゾンビールです。

その名通り、オレンジを漬け込んで風味と味をつけたセゾンで、セゾンっぽいスパイシーさと、オレンジの酸味が甘みがマッチしてとても爽やかに味わい。

以前はネコ押しのラベルが多かった同ブルワリーですが、最近（2022年5月現在）は飽きてきたのかスタイリッシュなラベルに。

日本には、明治時代、全国に100を超える小さなビール醸造所が存在していました。当時は清酒以外の酒類には酒税が課せられておらず、ビールには酒税が課せられていませんでした。しかし、明治34年12月軍備増強のための国税収入のため、ビールにも酒税が課せられることになり、資金力の弱い小さなビール醸造所はその負担に耐えきれず姿を消していきました。これによりビール作りは戦後しばらくも資金力のある大手だけのものとなっていました。

オレンジの香りが爽やかなセゾン

セゾンビールとは、ベルギーの南部が発祥とされているエールタイプのビールです。農業の閑散期に仕込み、夏の農作業の合間にのどを潤すために造られていたと言われています。

サクラサワーエール（Sakura Sour Ale）は、ベクターブルーイング（Vector Brewing）が造るサワーエールです。

サクラで風味と色をつけたちょっと変わったサワーエールです。サクラっぽいちょっと赤みを帯びた色合いに、桜もちを食べたときのような、桜のあの風味を味わいを感じつつ、後味をサワーがさっぱりと引き締めてくれる和風サワーエールです。

桜が咲くころというより初夏に和菓子なんかと一緒にいただきたい1本です。

サクラで風味つけをしたサワーエール

主に乳酸菌などのアルコール発酵により酸をつくる菌を利用して造られる酸っぱいビールです。フルーツを同時に用いて発酵・熟成するものや、フルーツフレーバーのシロップを入れて造られるものもあります。

でぶねこハニー（Debuneko Honey）はベクターブルーイング（Vector Brewing）が造るセゾンビールです。太った猫ちゃんがかわいいラベルが目印です。

ハチミツxセゾン酵母xハイアルコールというコンセプトのビール。セゾンのスパイシーさの中にたっぷりハチミツの甘みが顔を出し2面性のある味わいを作り出しています。

口当たりがいいのにかなりのハイアルコールなので調子にのってグイグイ飲むとすぐに酔っ払う危険な1本です。

ハチミツたっぷりなハイアルコールセゾン

ビーツを使ったピンク色が特徴なHazyIPAです。モザイクという品種のホップをふんだんに使い、南国のフルーツを思わせるジューシーフレーバーに仕上がっています。IPAにしてはアルコール度数が低めで飲みやすい。

ちなみにモザイクは、アメリカワシントン州のヤキマ渓谷原産でフルーティーな香りが特徴なホップです。

ビーツを使ったピンク色のHazyIPA

IPA（インディアペールエール）は、ペールモルトを使用して上面発酵で作られるペールエールの一種で、ホップの風味が強いことが特徴です。

当初は国産クラフトビールを提供するビアレストランを運営していたが「せっかくなら自分たちで創ったビールをお客様に飲んでもらいたい！」という想いからビール醸造事業に進出しました。

当初は「新宿BeerBrewing」という名前で、ビール製造免許に必要な製造量ギリギリで運営されていたが事業拡大に伴いモノづくりの町「浅草橋」に新工場を設立、それを機に「ベクターブルーイング」となり現在に至ります。

「クラフトビールをもっとおもしろく！」をコンセプトに、ビールの造り手であるブルワーにもスポットを当てつつ、運営されている比較的新しいブルワリーです。

可愛いラベルのビールが多い。

VectorBrewingベクターブルーイング

ベクターブルーイングのクラフトビール一覧

Orange Saisonオレンジセゾン

Sakura Sour Aleサクラサワーエール

Debuneko Honeyでぶねこハニー

NekoMusubi猫結び