ノースブルーイングアナログセット

Analogue Setアナログセット

COLUMNジューシー&ミルキーながら軽快な飲み口のヘイジーIPA

North Brewing(ノースブルーイング)のAnalogue Set(アナログセット)は、ジューシー&ミルキーながら軽快な飲み口のヘイジーIPA。

パッケージはパズルのピース?ガラスの破片?のようなものが散りばめられて描かれているところに、North Brewingのロゴがシンボリックに配置されたデザイン。

グラスに注ぐと、ヘイジーかつほんのりミルキーに濁ったイエローの液色をしています。

パリッとクリスピーな飲み口に、トロピカルジューシーなパイナップルとライチっぽいアロマ。そして、ココナッツミルクのようなミルキー感。

苦みは控えめで、じわっと甘みがみずみずしく残る余韻。

軽快ミルキーで何口でもいけるヘイジーIPAに仕上がっています。

ノースブルーイングのクラフトビール

アナログセットのブルワリー / ビアスタイル / 原産国

5種類のクラフトビールが注がれたグラス

IPAIPA

IPA(インディアペールエール)は、ペールモルトを使用して上面発酵で作られるペールエールの一種で、ホップの風味が強いことが特徴です。 1815年ごろにイギリスからインドに輸出するための長い船旅に耐えられるよう、ペールエールよりも麦芽を多く使用してアルコール度数を高めて劣化・腐敗を防げるよう保存力を高めたビールが開発されました。そして、1829年に「IPA(インディアンペールエール)」の呼び名で広告が掲載されて以来、ホップの比重が高いビールとしてイギリス国内で人気が高まっていき、21世紀にはイギリスで最も人気のあるビアスタイルの一つとなりました。イギリスのブルワリー教会SIBAの金メダルを受賞したブリュードッグの「パンクIPA」などが有名です。 伝統的なIPAのスタイルは、オーストラリアやニュージーランドなどの当時の植民地諸国へと輸出され、各国へと普及していきましたが、アメリカではさらに独自の進化を遂げてきました。 ローストしたモルトを使用した「ブラックIPA」、アミログルコシターゼという酵素を加えて頭部を取り除きドライで爽やかな飲み口を実現した「ブリュットIPA」、ホップが強烈でアルコール度数が7.5%を超える「ダブルIPA(インペリアルIPA)」、苦味の少ないホップを使い、ジューシーな柑橘系とフローラルのフレーバーが特徴の「ニューイングランドIPA(ヘイジーIPA・ジューシーIPA)」など様々なIPAのスタイルが存在します。
イギリスロンドンの風景

United Kingdomイギリス

イギリス(United Kingdom)におけるビールの歴史は長く、それぞれの時代の世間情勢や生活様式と密接な関わりをもっています。 また、かのエリザベス一世は、朝から1リットルものビールを飲んでいたという逸話も。 今日わたしたちが慣れ親しんでいるビアスタイルたちはイギリスで生まれたものが多い。蜂蜜酒ミードから始まり、エール、ビール、ペールエール、ブラウンエール、ポーター、スタウトと発明されていきました。 古代イギリスに住んでいたケルト人が、イギリスで豊富に採れた野生の蜂蜜を水に溶かし発酵させた「ミード」をつくり楽しんでいたのが始まりだそうです。 次第に人口が増えていくと、蜂蜜をミードではなく調味料として使う割合が増えていき、ミードの代替品として穀物酒「エール」が生まれ庶民の生活必需品となっていきます。 各家庭でエール醸造は家事のひとつとして数えられ、エールづくりの上手い魅力的な女性は、修道院の訪問者が飲食や寝泊まりをするエールハウスを開き「エールワイフ」と呼ばれたそうです。 現在ではビールの主原料とされているホップがイギリスの醸造シーンで使われ始めたのは15世紀ごろで、それまではハーブを混合したグルートだけが使用されていました。 グルートを使用したものはエール、ホップを使用したものはビールと区別され、伝統的なグルートを使った醸造を固持するブルワーたちの影響でホップはなかなか普及しません。しかし、17世紀ごろになると、ホップはイギリスのエール醸造シーンにおいてメインストリームに躍り出ます。 18世紀になると、ペールエールと鮮度の高いブラウンエール、エイジングが進んだブラウンエールの3種類を混ぜて飲む「Three Thread」という飲み方が流行り、これを最初からブレンドして販売した「エンタイア」というビールが現れ、荷物運びの仕事をする人たち(ポーター)によく好まれたことから、後に「ポーター」と呼ばれるようになりました。 19世紀になるとポーター専業で醸造販売するギネスが高品質なポーターを開発し「スタウト・ポーター」として人気を博し、これにさらに改良が加えられたものを「スタウト」とギネスが呼び、今現在も世界中で楽しまれています。