イーナイン_ドンオブタイム

Don Of Timeドン オブ タイム

COLUMNトロピカルな中に青々しいアロマの漂う軽やかなペールエール

イーナインブルーイング(E9 Brewing Co.)の「ドン オブ タイム」(Don Of Time)は、トロピカルな中に青々しいアロマが漂う軽やかなペールエール。明るいオレンジの背景にホップのシルエットが散りばめられた、アロハシャツのようなデザインが特徴的です。

透き通ったライトゴールド色のビールは、ヤキマのホップのみを使用してドライホッピングを施したノースウェストスタイルのペールエール。柑橘、メロン、松の樹脂のアロマが感じられます。

ヤキマ産MosaicとAmarilloでしっかりとドライホップした軽やかでドリンカブルな味わいが魅力。トロピカルフルーツやメロンを連想させるようなアロマに、青々しいホップのキャラクターやシトラス感が見事に調和しています。

イーナイン ブルーイングのクラフトビール

ドン オブ タイムのブルワリー / ビアスタイル / 原産国

アメリカの風景

United States of Americaアメリカ

アメリカには6,000以上のビール醸造所があり、世界のクラフトビール市場を牽引している国のひとつです。 しかし、今日に至るまで、常にたくさんの醸造所がアメリカのクラフトビール市場に賑わいをもたらしていた訳ではなく、その歴史には紆余曲折がありました。 当時、アメリカのビール醸造所の数は1873年に一度ピークを迎え4,131箇所もありました。しかし、1920年から1933年にかけて、禁酒法と第二次世界大戦中の厳しいビジネス状況下でその数は50未満にまで落ち込みます。 1970年代後半になり、ホームブルー解禁の影響も受け、何千人もの人々が個人消費のためにビールの自家醸造を始めていました。その中、企業家精神を持った人々によってビジネスモデルが見出され、徐々にマイクロブルワリーが姿を現し始めます。 火付け役の一人となったのがカリフォルニア州にニューアルビオン醸造所を設立したジャック・マコーリフです。彼はアメリカ海軍に勤務している間、世界中を旅して様々な土地のビールを口にしました。そして、スコットランドに在住中、スコットランド人が飲むガツンとした飲みごたえのあるビールに夢中になり、海軍での任務を終えたのちに醸造所を設立しました。 1980年代初頭、ニューアルビオン醸造所はわずか6年あまりで事業を終えてしまいます。しかし、彼の成し遂げた業に何百人もの人々が触発され、その後1990年の初頭にかけて数十の新しい醸造所がアメリカに生まれます。 1990年代、何十ものスタートアップクラフトビール醸造所が熱心に技術開発に取組み、クラフト醸造の基盤を作り上げました。そして2000年代、アメリカビール市場におけるクラフトビールブームとともに醸造所の数は急成長を遂げ、かつての活気を取り戻したのです。