ノーザンライツ(Northern Lights)

Northern Lightsノーザンライツ

COLUMN小麦を使ったライトなピルスナー

Northern Lights(ノーザンライツ)は、ノルウェーのブルワリーであるOSLO Brewing(オスロブリューイング)が造るビールです。スタイルはWhated Pilsnerとされており、小麦を使った珍しいピルスナーです。

小麦、オレンジピール、ホップをふんだんに使用し、暖かい温度で醸造することで一味違う、深みのあるピルスナーに仕上がりました。涼しい風を感じたい、暑くなってくるこれからの季節にぴったりな一杯です。

小麦をつかったビールということでライトでスムースな飲み心地。まさに夏にぴったりな味わいです。

オスロブリューイングのクラフトビール

ノーザンライツのブルワリー / ビアスタイル / 原産国

5種類のクラフトビールが注がれたグラス

Pilsnerピルスナー

上面発酵のビールをエール、下面発酵のビールをラガーと言いますが、ピルスナーはラガービールのスタイルの1つで、日本で流通している大手のビールのほとんどがこのピルスナーです。 19世紀にチェコのピルゼンで生まれた「ピルスナーウルケル」を発端に、世界中で最も広く普及しているビアスタイルで、淡色でアルコール度数は低め、キレのある爽やかなのどごしと、ホップの苦味が特徴です。 ピルスナーについて語るには、ラガービールのことを知る必要があります。ラガービールは、下面、低温、長期発酵を特徴とした比較的近代的なビールの製造方法です。この製造方法が確立された経緯は詳しくはわかっていないらしいですが、1年の半分以上が寒い時期である地方で、冬季にはビールの醸造が困難だという制約条件を打破するために考え出されたと言われています。 ピルスナーは淡い黄金色(それまではブラウンが主流)とスッキリとした味わいで人気を博し、いっきに市場に広まったと言われています。このスタイルが世界的に普及している理由としては、この万人受けする味わいと大量生産するためにそれなりの設備投資を要するので大手資本が続々と参入したためと考えられています。

Norwayノルウェー

ノルウェーのビール文化は古くから、その歴史と共に発展してきました。冷涼な気候の下で育まれたビール愛好家の間で、ビールは単なる飲料ではなく、社会生活の一部、歓び、そしてコミュニケーションのツールとなっています。 ノルウェーのビール消費は高いとされ、年間を通してさまざまな機会に飲まれますが、特に夏の長い白夜の間には、夕方から深夜まで家族や友人との親睦を深める一役を担っています。また、寒い冬には、暖炉のそばで心地よいひと時を過ごすためのパートナーともなるのです。 ノルウェーのビール市場における最大手は、長年にわたり「リングネス」がその地位を確立しています。1876年に創業したリングネスは、その品質の高さと共に、そのブランドはノルウェーのビール市場を代表する存在となり、国内外の多くのビール愛好家から支持を受けています。彼らの最も人気のある製品の一つは、クリアでバランスの良い味わいが特徴の「リングネス・ピルス」で、その伝統的な製法と風味は、多くのノルウェー人にとってビールの定番となっています。 一方で、近年はクラフトビールのブームが全世界で広がっており、ノルウェーも例外ではありません。その中でも特に注目を浴びているのが、「ノグネ・エー」です。2002年に創業し、ユニークで個性的なビールを醸造してきたノグネ・エーは、その品質と独自性で多くの賞を受賞し、国際的な認知度を確立しています。 ノルウェーのビール文化の一環として、ビール関連のイベントも多数開催されています。その中でも最も人気のあるイベントが、毎年オスロで開催される「ノルウェークラフトビールフェスティバル」です。数日間にわたり、ノルウェー全国から数多くのブルワリーが一堂に会し、新しいビールの発表や試飲を行います。また、醸造家たちと直接話すことができ、ビールの製造過程や背後にある思想を深く理解することができるのも、このフェスティバルの魅力の一つです。 ノルウェーのビールは、ただの飲料ではなく、その地域性、伝統、そして創造性を反映しています。そのビールの歴史は、今もなお新しいページが刻まれています。これからもノルウェーのビール市場は、国民のライフスタイルと共に進化を続けることでしょう。