2nd Story Ale Works（セカンドストーリーエールワークス） は徳島県徳島市の郊外のクラフトビールブルワリーです。

セカンドストーリーエールワークス

2nd Story Ale Works（セカンドストーリーエールワークス）の副原料に「我が家の畑で採れたすだち果汁」を使ったダブルIPAです。

アルコール8%を感じさせない軽い飲み口ですが、そこはやはり8%スイスイいけてしまう危険な1本。すだちを使っているということですが、すだち感はほとんどなく言われないとわからない程度。

IBUは100と高めですが、そこまで苦い！という感じではなく、まあ、苦いかなという味わいのとても飲みやすい仕上がりになっています。

日本には、明治時代、全国に100を超える小さなビール醸造所が存在していました。当時は清酒以外の酒類には酒税が課せられておらず、ビールには酒税が課せられていませんでした。しかし、明治34年12月軍備増強のための国税収入のため、ビールにも酒税が課せられることになり、資金力の弱い小さなビール醸造所はその負担に耐えきれず姿を消していきました。これによりビール作りは戦後しばらくも資金力のある大手だけのものとなっていました。

すだちを使った重さを感じさせないダブルIPA

セカンドストーリーエールワークス ダブルIPA

IPA（インディアペールエール）は、ペールモルトを使用して上面発酵で作られるペールエールの一種で、ホップの風味が強いことが特徴です。

Topsy Bananas（トプシーバナナズ）は、2nd Story Ale Works（セカンドストーリーエールワークス）が造るペイストリースタウト。

炭酸はほぼなし？なめらかな口当たりに、バナナ、バニラ、カラメルの風味が全開のアマロとフレーバー、がっつり甘いのにちゃんと苦い、飲みごたえたっぷりなデザートビールに仕上がっています。

寒い冬の夜にちびちびまったりいただきたいハイアルコールスタウトです。

バナナ、バニラ、カラメルの風味が詰まったペイストリースタウト

ポーターがアイルランドに渡り改良されたビアスタイルがスタウトです。

徳島県・2nd Story Ale Works（セカンドストーリーエールワークス）による、フルーティなサワーエール。副原料にはラズベリー、苺、乳糖を使用。ラベルがユニーク！

グラスに注ぐとピンクがかった赤紫色の外観が目を惹きます。アロマ、フレーバーの主体はラズベリーで、苺の甘みを想起させる香りも仄かに感じられます。酸味は強めですが、サワーエールらしい発酵由来の自然な味わいが魅力的。爽快ですがボディはしっかりしていて飲み応えがあります。

普段ビールを飲まない人から、ベルギービールを好んで常飲する強者まで、色々な方に飲んで反応を確かめてみたいですね。

主に乳酸菌などのアルコール発酵により酸をつくる菌を利用して造られる酸っぱいビールです。フルーツを同時に用いて発酵・熟成するものや、フルーツフレーバーのシロップを入れて造られるものもあります。

徳島県・2nd Story Ale Works（セカンドストーリーエールワークス）によるサワーエール。マンゴー、グァバ、乳糖を副原料に使ったビールです。ラベルが特徴的！

グラスに注ぐとトロピカルフルーツらしい芳醇なアロマが漂います。飲むと、強めな酸味とともにジューシーさ、フルーティ感が際立ちます。アルコール度数が示す通りボディも結構強く、爽快感が楽しめる一方で時間をかけて楽しむこともできる一杯。

自分はデリバリーのハンバーガーと一緒に楽しんでみました。サワービールとパティの相性はもちろん、ニンニクの効いたフライドポテトとの相性も抜群。ガーリックシュリンプなんかとのマリアージュも良さそうですね。

徳島の 2nd Story Ale Works（セカンドストーリーエールワークス）が贈る、同一レシピに二種類の異なるホップでドライホッピングを実施した双子のビール、TWINS. こちらはフルーティなキャラクターを身上とするホップ、エルドラドを使った一本です。

チェリー、アプリコット系のストーンフルーツに、オレンジっぽさも漂うアロマ。特別強い香りというわけではないですが、甘い雰囲気が魅力的で、吟味するとフルーツタルトのような印象すら覚えます。

口に含んでもフレーバーの印象はフルーツ系でスウィーティですが、実際のテイストとして「甘い」かというと、糖分の重みは感じず寧ろドライめな仕上がり。糖質よりもホップの方向性で甘いムードを形成しているビールなのかも。クリーンな中にもスダチ果汁のニュアンスが軽快なフィニッシュ。

是非 TWINS - Chinook - とも飲み比べしたい一本。

双子の IPA　エルドラドホップのフルーティ仕様

徳島の 2nd Story Ale Works（セカンドストーリーエールワークス）が贈る、同一レシピに二種類の異なるホップでドライホッピングを実施した双子のビール、TWINS. こちらはビタネスにもアロマにも貢献するC系ホップ、チヌークを使った一本です。

アロマはグレープフルーツ系の柑橘で、そこまで香りは強くない印象。味わうとフレーバーに松脂、乾燥した草のような落ち着いた香りが加わります。鼻抜けにかけてダンク感も楽しめます。

チヌーク、そしてベースに使われているコロンバス・ホップの作用か、苦味は明確で強め。フィニッシュは甘みを残さない、ベタつかずドライな仕上がりで、キレを楽しめる IPA と言えます。

是非 TWINS - El Dorado - の方とも比べてみたい一本。

双子の IPA　ビターでキレあるチヌーク ver.

2nd Story Ale Works（セカンドストーリーエールワークス）が贈る、ライ麦を使用した Hazy IPA.

バッチによって製法が微調整され、今回評者が飲んだのはホップにハラタウ・ブラン、モザイク、アイダホ７を使ったバージョンです。副原料にはスダチ果汁使用。

グラスに注ぐとパイナップル、マンゴーのアロマが漂う南国仕様です。トロピカルなジューシー風味を予感させつつも、飲むとハラタウ・ブランらしい白ワインのような品の良い芳香が立ち現れ、ちょっとラグジュアリーなムードの鼻抜け。程よい酸味が綺麗にまとめる後味も非常に良好です。

Hazy らしい香りの良さを楽しみつつも、喉の渇きを癒す潤いのエッセンスも重視した IPA と言えます。野菜や魚介類のガーリックソテー、カプレーゼ等と合わせて楽しみたい！

白ワインのような芳香が楽しい Hazy IPA

徳島県徳島市、2nd Story Ale Works が醸造する、カルダモンを使ったスパイスセゾン。

アロマの第一印象はスパイシーな香りが先行しますが、口に含むとローラルホップ由来の柑橘系フレーバーが絶妙にマッチング。程よい酸味もアクセントとして機能しており、非常に爽やかで心地よさを感じるセゾン。後味は清澄ですが、白ワイン的なエステルの余韻も感じられます。

ペアリングアイデアとしては、南蛮漬けにスパイスのアクセントを加えるもよし、うどんや蕎麦に柑橘のアクセントを加えるもよし、幅広く和のテイストに合いそうなポテンシャルを感じます。

田園風景が似合いそうな、爽やかで清らかな印象を受けるセゾンです。

カルダモン香る爽快スパイスセゾン

セイントよしえ -ウィズ カルダモン-

セゾンビールとは、ベルギーの南部が発祥とされているエールタイプのビールです。農業の閑散期に仕込み、夏の農作業の合間にのどを潤すために造られていたと言われています。

アメリカ出身の醸造家パットさん、友貴さんのブラウン夫妻によって運営される、いわゆる日米夫婦（めおと）系ブルワリーです。

車庫のような外見の醸造施設は、なんと実際に車庫を改装したものだとか。

名産の蜜柑やすだちを始め、様々な地元産農作物を副原料に使ったビールや、セゾン・ファームハウススタイルに定評があります。

2nd Story Ale Worksセカンドストーリーエールワークス

セカンドストーリーエールワークスのクラフトビール一覧

2nd Story Ale Works Double IPAセカンドストーリーエールワークスダブルIPA

Topsy Bananasトプシーバナナズ

Yochan Berryよっちゃんベリー

Yochan Tropicalよっちゃんトロピカル

TWINS -El Dorado-ツインズ　エルドラド

TWINS -Chinook-ツインズ　チヌーク

Hazy Rye IPAヘイジーライアイピーエー

Saint Yoshie - With Cardamon -セイントよしえ -ウィズカルダモン-