5種類のクラフトビールが注がれたグラス

Stoutスタウト

ポーターがアイルランドに渡り改良されたビアスタイルがスタウトです。

スタウトは「頑強な、丈夫な、どっしりとした」という意味で、真っ黒になるまで大麦を焙煎しているため、液色も真っ黒で、強く濃厚でコクのある味わい。そして、コーヒーを彷彿とさせる香り・苦味とほんのりと感じる酸味を楽しめるビアスタイルです。

当時はスタウト・ポーターと呼ばれており、ポーターよりもアルコール度数を強くしたものが主流でしたが、現代のスタウトはそこまでアルコールの強くないものが多いです。

原材料・醸造方法におけるポーターとの違いは、麦芽化せずにローストした大麦(ローストバーレイ)を使っている点にあります。そして、スタウトスタイルの生みの親は黒ビールの代名詞として有名なギネスの創業者アーサー・ギネスです。

当時、麦芽に税金がかけられていたため、アーサーは節税を目的として麦芽化していない大麦を焙煎してビールを醸造することを試みました。すると、コーヒーのようなシャープな苦味のビールが生まれ人気となり、瞬く間にアイルランドから世界中に広まっていきました。

スタウトの中でも様々な種類に細分化することができ、ギネスのような「ドライスタウト」、焙煎の苦味を抑えた「スイートスタウト」、乳糖を加えてミルクチョコレートのような風味の「ミルクスタウト」、そしてアルコール度数を高くした強いボディの「インペリアルスタウト」などがあります。

スタウトのクラフトビール一覧