ノースブルーイングピナータ

Pinataピナータ

COLUMN口の中をリフレッシュするドライな爽快ヘイジーペールエール

Pinata(ピナータ)はTransmition(トランスミッション)と並ぶNorth Brewing(ノースブルーイング)の定番ラインナップのひとつです。

パッケージはNorth Brewingのロゴをモチーフにした柄が敷き詰められている全面にPinataから取ったPNTAの文字が大きくあしらわれた象徴的なデザイン。

グラスに注いだビールの色合いはしっかりとにごったヘイジーイエロー。

ビリっとクリスプな口あたりで、先にホッピーな苦み。引くと同時にグァバとマンゴーの甘酸っぱいアロマがシュワっと開く。

マンダリンとグレープフルーツピールの効果か、後味はさっぱりと口の中をリフレッシュするようなドライな余韻。

タルタルソースをたっぷり乗せたフィッシュ&チップスといただきたくなる、爽快なヘイジーペールエールです。

ノースブルーイングのクラフトビール

ピナータのブルワリー / ビアスタイル / 原産国

イギリスロンドンの風景

United Kingdomイギリス

イギリス(United Kingdom)におけるビールの歴史は長く、それぞれの時代の世間情勢や生活様式と密接な関わりをもっています。 また、かのエリザベス一世は、朝から1リットルものビールを飲んでいたという逸話も。 今日わたしたちが慣れ親しんでいるビアスタイルたちはイギリスで生まれたものが多い。蜂蜜酒ミードから始まり、エール、ビール、ペールエール、ブラウンエール、ポーター、スタウトと発明されていきました。 古代イギリスに住んでいたケルト人が、イギリスで豊富に採れた野生の蜂蜜を水に溶かし発酵させた「ミード」をつくり楽しんでいたのが始まりだそうです。 次第に人口が増えていくと、蜂蜜をミードではなく調味料として使う割合が増えていき、ミードの代替品として穀物酒「エール」が生まれ庶民の生活必需品となっていきます。 各家庭でエール醸造は家事のひとつとして数えられ、エールづくりの上手い魅力的な女性は、修道院の訪問者が飲食や寝泊まりをするエールハウスを開き「エールワイフ」と呼ばれたそうです。 現在ではビールの主原料とされているホップがイギリスの醸造シーンで使われ始めたのは15世紀ごろで、それまではハーブを混合したグルートだけが使用されていました。 グルートを使用したものはエール、ホップを使用したものはビールと区別され、伝統的なグルートを使った醸造を固持するブルワーたちの影響でホップはなかなか普及しません。しかし、17世紀ごろになると、ホップはイギリスのエール醸造シーンにおいてメインストリームに躍り出ます。 18世紀になると、ペールエールと鮮度の高いブラウンエール、エイジングが進んだブラウンエールの3種類を混ぜて飲む「Three Thread」という飲み方が流行り、これを最初からブレンドして販売した「エンタイア」というビールが現れ、荷物運びの仕事をする人たち(ポーター)によく好まれたことから、後に「ポーター」と呼ばれるようになりました。 19世紀になるとポーター専業で醸造販売するギネスが高品質なポーターを開発し「スタウト・ポーター」として人気を博し、これにさらに改良が加えられたものを「スタウト」とギネスが呼び、今現在も世界中で楽しまれています。