横浜ビールヴァイツェン

Yokohama Beer Weizen横浜ビールヴァイツェン

COLUMNアワードを多数受賞、王道な味わいのヴァイツェン

横浜ビールヴァイツェン(YOKOHAMA BEER WEIZEN)は横浜ビールのレギュラーラインナップのひとつです。

色合いはヴァイツェンらしい小麦感のあるホワイトイエロー。

軽やかな中に、ほんのりピリッとクローブっぽいスパイシーが効いた口あたり。

フレッシュなバナナやバニラ感のあるアロマがふんわりと広がり、さらっとした喉越しと爽やかな酸味の後味。

ジャパングレートビアアワーズなど、数々の受賞実績がその完成度の高さを物語っている、これぞヴァイツェンな逸品です。

横浜ビールのクラフトビール

横浜ビールヴァイツェンのブルワリー / ビアスタイル / 原産国

5種類のクラフトビールが注がれたグラス

Weizenヴァイツェン

ほとんどのビールは大麦の麦芽を原料として製造されますが、ヴァイツェンは小麦麦芽を50%以上使ったビールのことを指します。ヴァイスビールと呼ばれる事もあり、ヴァイス =「白」の通り白っぽい黄金色のビールで、バナナのようなフルーティーな香り(エステル香)と、苦みをほとんど感じない柔らかな味わいが特徴です。実際にフルーツが使われているわけではなく、酵母の発酵によってこのような香りになるのです。 小麦系のビールは16世紀の時点ですでにバイエルン地方で製造されていたようですが、当時は「ビール純粋令」と呼ばれる法律によって「ビールは大麦、ホップ、水のみを原料とすべし」と定められていたため、独占的な権利を保持していた朝廷のメンバーしか造ることができず貴族のビールとみなされていました。 この貴族のビールが市民のものとなったのは、ゲオルク・シュナイダーという人物が王室と交渉して、このスタイルの醸造権を譲ってもらうことに成功したためです。彼が起こしたSchneder社は今でもミュンヘンで小麦系のビールを製造しています。バイエルン地方では今でも小麦系のビールが人気で、ビールの販売額の4分の1ほどを占めているということです。 スタンダードなヴァイツェンの他に、色合いが少し暗く通常のヴァイツェンより心持ち甘めのドゥンクラー・ヴァイツェン、アルコール度数が高いヴァイツェンボックなどがあります。
日本の風景

Japan日本

日本には、明治時代、全国に100を超える小さなビール醸造所が存在していました。当時は清酒以外の酒類には酒税が課せられておらず、ビールには酒税が課せられていませんでした。しかし、明治34年12月軍備増強のための国税収入のため、ビールにも酒税が課せられることになり、資金力の弱い小さなビール醸造所はその負担に耐えきれず姿を消していきました。これによりビール作りは戦後しばらくも資金力のある大手だけのものとなっていました。 しかし、1994年(平成6年)、経済政策の一環としてに酒税法が改正され、ビール製造免許に必要な最低製造量が、従来の年間2,000キロリッターから60キロリッターに引き下げられたことで転機がおとずれます。これにより、再び小規模な醸造所の市場参入が可能になり各地で多くの地ビールが誕生する流れができました。ちなみ、地ビール製造免許第1号は新潟県のエチゴビールと北海道のオホーツクビールで、国産地ビール第1号ともいえる「エチゴビール」 と「オホーツクビール」が発売されました。 この経済政策は功を奏し、日本中に続々と地ビール製造業社が生まれ、地ビールブームと呼ばれるまでとなり一時は260を超す醸造所が全国各地に誕生しました。しかし、ただブームだけに乗って参入したきた業社は、ビールの品質が低かったり、販路をもたなかったりと、地ビールの話題性だけでの経営は長続きせず徐々にその数を減らしていきました。 しかし、2011年頃よりクラフトビールに徐々に火が付きはじめます。それまでの醸造所/地ビールからブルワリー/クラフトビールというような呼称の変化も見られ、若者を中心にビールの新たなスタイルとして受け入れられるようになりました。一時は200程度まで減った醸造所も徐々に増え、現在では全国に300近くの醸造所が個性的なビールを作っています。