YOKOHAMA BEERは、1994年に「日本地ビール事業研究所株式会社」としてスタート、1999年にビール製造免許を取得した、その名の通り横浜にあるブルワリーです。

つなぐセゾンは、横浜ビール（Yokohama Beer）が造るセゾンです。

同社醸造長の深田優氏が2023年1月より、「兎田ワイナリー」でワインづくりの道に進むことをうけ、醸造長として最後につくりあげたビールとのことです。卒業してもつながっていたいという想いが込められたエモい1本。

Far Yeast Brewingコラボの瓶内ニ次発酵なクラシックセゾンをベースにしつつ、ホップの一部には日本原産のソラチエースも少量使用したさわやかなセゾンとなっています。

日本には、明治時代、全国に100を超える小さなビール醸造所が存在していました。当時は清酒以外の酒類には酒税が課せられておらず、ビールには酒税が課せられていませんでした。しかし、明治34年12月軍備増強のための国税収入のため、ビールにも酒税が課せられることになり、資金力の弱い小さなビール醸造所はその負担に耐えきれず姿を消していきました。これによりビール作りは戦後しばらくも資金力のある大手だけのものとなっていました。

横浜ビール 醸造長の卒業セゾン

セゾンビールとは、ベルギーの南部が発祥とされているエールタイプのビールです。農業の閑散期に仕込み、夏の農作業の合間にのどを潤すために造られていたと言われています。

道志村柚子ヴァイツェン（Doushimura Yuzu Weizen）は、横浜の老舗ブルワリーである横浜ビール（Yokohama Beer）が、地元生産者によって作られた貴重な果物やビールの副原料となる農作物を使用して造る「めぐりあい」シリーズのヴァイツェンです。

『道志村 柚子ヴァイツェン』は、横浜の水源地である道志村の湧水と、道志村で育った香り高い柚子を使用したヴァイツェンという種類のビールです。30kgもの柚子を手作業で加工し、贅沢に皮のみ使用することで、ほのかながら芯のある香りに仕上がりました

ヴァイツェンのフルーティーさと柚子の優しい酸味がベストマッチな和テイストヴァイツェンです。冬の鍋物と合わせたい1本です。

横浜の水源地である道志村の柚子を使ったヴァイツェン

ほとんどのビールは大麦の麦芽を原料として製造されますが、ヴァイツェンは小麦麦芽を50%以上使ったビールのことを指します。ヴァイスビールと呼ばれる事もあり、ヴァイス =「白」の通り白っぽい黄金色のビールで、バナナのようなフルーティーな香り（エステル香）と、苦みをほとんど感じない柔らかな味わいが特徴です。実際にフルーツが使われているわけではなく、酵母の発酵によってこのような香りになるのです。

横浜グルービーラガー（YOKOHAMA Groovy Lager）は、ぴあ株式会社が運営する横浜市西区みなとみらいの音楽専用アリーナ「ぴあアリーナMM」と横浜ビールがコラボで製造しているラガービールです。

色は煌めくゴールド、4種ホップの使用で、ジューシーな柑橘系、気分を高めるトロピカルフルーツ、爽やかなハーブを思わせるアロマです。めちゃくちゃフルーティーかつキレキレな飲み口です。うまい！

画像は限定の2022年干支ラベルです。

ぴあアリーナMMと横浜ビールのコラボビール

日本でも多く飲まれている下面発酵のラガービールですが、もちろんアメリカでも醸造されており、発祥地の名をとってアメリカンラガーと呼ばれています。

横濱元町カカオビール（Yokohama Motomachi Cacao Beer）は横浜ビール（Yokohama Beer）のクリスマスに向けた限定醸造ビールです。

横浜元町のフレンチレストラン「霧笛楼」とのコラボレーションビールで、世界的にも希少な「クリオロ種」のカカオを使用したクーベルチュールを贅沢に造ったチョコレートエール。

カカオというとチョコレートのイメージの甘いのかと思いきや、甘さはほとんどなく食事とも合わせやすいリッチな黒いビールに仕上がっています。

クリスマス限定醸造、甘くないカカオビール

所謂黒ビールと呼ばれているビールのほとんどが、このポーターかスタウトと呼ばれるスタイルのビールです。ローストしたモルト使用することによって黒色のビールになり、コーヒーやカラメル、チョコレート、醤油など例えられる香りがもたらされます。イギリスで生まれたこのビールは、伝統的に10度前後の少しぬるめの温度で飲むのが最適とされています。ぬるめの温度で飲んだ方が香りが立ち、ふくよかな味わいを楽しむことができるためです。

横浜綱島桃エールは、横浜の老舗ブルワリーである横浜ビール（Yokohama Beer）が、地元生産者によって作られた貴重な果物やビールの副原料となる農作物を使用して造る「めぐりあい」シリーズのフルーツエールです。

神奈川県・綱島は、明治の終わり頃より桃の産地として栄えており、当時としては珍しい柔らかで甘く香り高い「日月桃」は多くの注目を浴びていました。「日月桃」は、戦後に一度途絶えはしたものの地元の限られた生産者の元で復活しました。

こちらの「横浜綱島桃エール」はそんな「日月桃」をふんだんに使用して造られたフルーツエールです。芳醇な桃のアロマをふんだんに感じられる贅沢な1本に仕上がっています。

幻の桃「日月桃」を使用した横浜ビールのシーズナルビール

まず、エールというのはビールの上面発酵という製造方法で造られたビール群のことを言います。このエールビールのうち、登場当時のビールと比べて淡い（=ペール）色をしているビールをペールエールと呼ぶようになりました。

横浜ウィートは、横浜の老舗ブルワリー、横浜ビール（Yokohama Beer）が造るウィートエールです。

2016年4月より販売している「瀬谷の小麦ビール」を缶ビールとしてリニューアルしたかたちです。「生産者の方の人柄や想いを伝えることを大切に」という理念を持つ同ブルワリー。こちらのビールは、横浜市瀬谷区の「岩﨑農園」岩﨑 良一さんが栽培した小麦を使用しているとのことです。

小麦ビールらしいスムースな口当たりとライトボディに、心地の良い苦味がバランスの良い1本です。

地域素材にこだわった小麦ビール

Wheat Ale（ウィートエール）はアメリカ発祥の白ビールです。

横浜ビール（Yokohama Beer）が2021年8月に限定生産したセゾンです。Yokobiは横浜ビールの常連客が親しみを込めて呼ぶ愛称だそうです。

セゾンらしいベルギー酵母のスパイシーなアロマとフレーバーがありながら、アメリカンビールっぽいホップも楽しめるビールになっています。ベルギーの伝統に習い横浜ビール初の瓶内二次発酵にチャレンジしたとのことです。

500ml瓶での発売でアルコール度数も高めですがスルスルいけてしまう危険な1本に仕上がっています。

クオリティの高いクラフトビールを数多くつくり出している、横浜ビール（Yokohama Beer）の定番ラインナップの一つ横浜ラガー（Yokohama Lager）

グラスに注いだ色は、ほんのり褐色に近いゴールド。

サラッとしたテクスチャの口あたりに、芳醇なモルトとほんのり柑橘ホップの香り。

 雑味のない適度な苦味と一緒にスーッと消えていくキレイな後味で、何杯でも飲めてしまいそうなIPLです。

「ビール好きのためのビール」というコピーがとてもしっくり来る、「口あたり」「香り」「苦味」「キレ」が絶妙なバランスでまとめあげられた完成度の高い逸品に仕上がっています。

「ビール好きのためのビール」というコピーがふさわしい、絶妙なバランスのIPL

IPL：India Pale Lager（インディアペールラガー）は、ラガー酵母で醸造するラガービールですが、ピルスナーなどに比べて、ホップを大量を使って醸造されます。

横浜ビールヴァイツェン(YOKOHAMA BEER WEIZEN)は横浜ビールのレギュラーラインナップのひとつです。 

色合いはヴァイツェンらしい小麦感のあるホワイトイエロー。 

軽やかな中に、ほんのりピリッとクローブっぽいスパイシーが効いた口あたり。 

フレッシュなバナナやバニラ感のあるアロマがふんわりと広がり、さらっとした喉越しと爽やかな酸味の後味。 

ジャパングレートビアアワーズなど、数々の受賞実績がその完成度の高さを物語っている、これぞヴァイツェンな逸品です。 

アワードを多数受賞、王道な味わいのヴァイツェン

横浜の水源「道志村」の清涼な湧水を仕込み水に使用した、やわらかい口当たりのビール。横浜と道志村は水の繋がりがあります。人口約1500人の町「道志村」のことを横浜の人達に知ってほしい。そんな想いから老若男女どなたでも飲みやすいすっきりとして味わいにしました。（公式サイトより）

ケルシュスタイルらしくフルーティーでクリアな苦味の飲みやすいビールです。

ちなみに道志村は山梨県の東南端神奈川県境にあり、道志の水は「赤道を越えても腐らない」と言われるほど清らかです。そんな名水で造られたケルシュスタイル、売上の一部は道志村の子供達の為に役立てられるということなので、飲むことで社会貢献がしたい社会派の方や水にこだわりのある方にオススメしたい1本です。

横浜の水源「道志村」の湧水で造ったケルシュスタイル

YOKOHAMA BEER Made from Doshi Spring Water

ケルシュはブランドです。ケルシュを名乗ることが出来るのは、「ケルシュ協定」に調印しているケルン近郊の醸造所のビールのみです。ケルシュ協定は、ケルシュの品質と伝統を守ることを目的として締結されました。

アメリカンスタイルペールエール。ホップ由来の柑橘系を思わせる清々しい香りと苦みが鼻に抜ける。すっきりとした軽やかな口当たりが特徴 公式サイトより

スタンダードなペールエールです。これといった特徴がないかわりに雑味がなく非常に飲みやすいビールになっています。食事などにも合わせやすそうなので普段飲みに向いていそうです。

横浜のアメリカンスタイルペールエール

ビール醸造の他にビールが飲める飲食店を横浜市内に展開しています。

起業理念は「ビールと食であなたと私にワクワクを」。

「地元のビールを地元の食材と共に地元の方々へ」を掲げており、地元の原材料を使うこと、またその生産者の顔が見えることにこだわっています。

サイトには材料生産者の紹介ページがあります。

実際に横浜市瀬谷区の岩﨑農園の小麦を使ったビールや、横浜の水源地の道志村の水を使ったビールなどを造っており、特にシーズナルビールには地元の食材を取り入れたビールが多くラインナップされています。

YOKOHAMA BEER横浜ビール

横浜ビールのクラフトビール一覧

Tsunagu Sasionつなぐセゾン

Doushimura Yuzu Weizen道志村柚子ヴァイツェン

YOKOHAMA Groovy Lager横浜グルービーラガー

Yokohama Motomachi Cacao Beer横濱元町カカオビール

Yokohama Tsunashima Momo Ale横浜綱島桃エール

Yokohama Wheat横浜ウィート

Saison de Yokobiヨコビセゾン

Yokohama Lager横浜ラガー

Yokohama Beer Weizen横浜ビールヴァイツェン

YOKOHAMA BEER Made from Doshi Spring Water横浜ビール道志の湧水仕込

YOKOHAMA BEER Pale Ale横浜ビールペールエール