Hofbräuhausホフブロイハウス
ホフブロイハウスは、国立ホフブロイハウス醸造会社が直営する、ドイツのバイエルン州ミュンヘン市に伝統あるビアホールです。
ミュンヘンの中心部、マリエン広場から徒歩約5分の所にあり、店舗建物の1階がビアホール、2階がレストラン、3階が有料のショーが催されるフロアとなっています。
1589年にバイエルン公ヴィルヘルム5世によって設立されたミュンヘンで最も古いビアホールの一つで、当時、現在のビアホールが建つ場所からすぐ近くにあった旧王宮の醸造所として設立されました。
ヴィルヘルムの息子であり相続人であったマクシミリアン1世は、濃くて重い茶色のビールであるブラウンビールをあまり好んでいませんでした。
そこで、17世紀初頭、マクシミリアン1世は醸造所を小麦ビールに集中させ、他のすべての民間醸造所が小麦ビールを醸造することを禁止して独占状態にしました(これがヴァイツェンが貴族のビールと言われている所以です)。
第二次世界大戦後、ミュンヘンに駐留していたアメリカ兵が「HB」のロゴ入りジョッキを持ち帰ったこともあり、ホフブロイハウスは瞬く間にミュンヘンで一番の観光名所となりました。
世界の他の地域でも、すぐにホフブロイハウスの需要が高まり、現在では各所に支店やフランチャイズ展開されています。