チェコの風景

Czech Republicチェコ

ビールと聞くとドイツを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、統計データ情報はビールのひとりあたり消費量世界一位はチェコになります。しかもその量が半端じゃなく年間192リットル(約ジョッキ約140杯分)、2位のオーストリアの108リットルに約2倍の差をつけるぶっちぎりの1位です。ちなみに日本は約40リットルです。

そんなチェコのビールの歴史はとても古く、ホップの栽培は西暦859年には記録されており、初めて輸出された証拠は903年にまでさかのぼります。その昔、チェコでは市民だけがビールを醸造する権利を持ち、ほとんどの市民が自宅でビールを醸造していました。

チェコビールといえばなんと言ってもピルスナーです。チェコのボヘミア地方はホップの名産地で、ピルゼン地方も古くからビール造りが盛んな土地柄でした。そんなチェコに、19世紀半ば、南ドイツから醸造家を招いて、バイエルン地方のローカルビールであったラガーを、ピルゼンにて醸造したのがピルスナーのはじまりです。今では世界でもっとも飲まれているビールスタイルとなっており、日本の大手ビールのスタイルはほとんどがこのピルスナーです。

ビール大国らしく、非常に安価にビールを飲むことができ、レストランなどでは1本150円ほどで飲めてしまうとのことです。銘柄も400以上の銘柄があり、チェコ人はそれぞれにお気に入りにビールがあるようです。

チェコのクラフトビール一覧

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