ブリュードッグサワーグリンチ

SOUR GRINCHサワーグリンチ

COLUMNクリスマスが嫌いな「グリンチ」の名がつけられた、ものすごく甘酸っぱいの季節限定スタウト

パンチの効いた完成度の高い定番ラインナップを有するBREW DOG(ブリュードッグ)が、さらに前衛的な試みにチャレンジしているOVERWORKS(オーバーワークス)シリーズ。

クリスマスシーズン限定のSOUR GRINCH(サワーグリンチ)はスタウトなのにめちゃめちゃ甘酸っぱい。

みんなが楽しみにしているクリスマスを盗もうと画策する緑色の怪物「グリンチ」のような、風変わりで個性的なスタウト。

口に含むとローストした大麦のチョコレートのような甘いフレーバーがほんのりと漂ったのも束の間、それを一瞬でかき消すクランベリーの強力な酸味。強烈な個性で驚いてしまうけど、どこか憎めない、また口にしたくなる。まさに物語の「グリンチ」のよう。

生クリームをトッピングしたガトーショコラが欲しくなるような、クリスマスシーズンにぴったりな逸品です。

ブリュードッグのクラフトビール

サワーグリンチのブルワリー / ビアスタイル / 原産国

5種類のクラフトビールが注がれたグラス

Stoutスタウト

ポーターがアイルランドに渡り改良されたビアスタイルがスタウトです。 スタウトは「頑強な、丈夫な、どっしりとした」という意味で、真っ黒になるまで大麦を焙煎しているため、液色も真っ黒で、強く濃厚でコクのある味わい。そして、コーヒーを彷彿とさせる香り・苦味とほんのりと感じる酸味を楽しめるビアスタイルです。 当時はスタウト・ポーターと呼ばれており、ポーターよりもアルコール度数を強くしたものが主流でしたが、現代のスタウトはそこまでアルコールの強くないものが多いです。 原材料・醸造方法におけるポーターとの違いは、麦芽化せずにローストした大麦(ローストバーレイ)を使っている点にあります。そして、スタウトスタイルの生みの親は黒ビールの代名詞として有名なギネスの創業者アーサー・ギネスです。 当時、麦芽に税金がかけられていたため、アーサーは節税を目的として麦芽化していない大麦を焙煎してビールを醸造することを試みました。すると、コーヒーのようなシャープな苦味のビールが生まれ人気となり、瞬く間にアイルランドから世界中に広まっていきました。 スタウトの中でも様々な種類に細分化することができ、ギネスのような「ドライスタウト」、焙煎の苦味を抑えた「スイートスタウト」、乳糖を加えてミルクチョコレートのような風味の「ミルクスタウト」、そしてアルコール度数を高くした強いボディの「インペリアルスタウト」などがあります。