Coopers Sparkling Aleクーパーズ スパーリングエール

クーパーズブルワリー（Coopers Brewery）は、1862年にトーマス・クーパーによってオーストラリアで創業された醸造所です。 PASSION、RESPECT、RESPONSIBILITY、CONSISTENCY、SERVICEという5つの理念に基づいてビール作りをしており、瓶内2次発酵による濁りのあるビールが特徴です。 日本ではオーストラリアのビールは見かけませんが、クーパーズはオーストラリアではNo.1クラフトビールブランド的な立ち位置のようです。アメリカにおけるブルックリンブルワリー、日本におけるヤッホーブルーイングのような感じでしょうか。 日本ではAmazonで買うことができるので、ビール好きとしては1度はチャレンジしておきたい銘柄です。

まず、エールというのはビールの上面発酵という製造方法で造られたビール群のことを言います。このエールビールのうち、登場当時のビールと比べて淡い（=ペール）色をしているビールをペールエールと呼ぶようになりました。 ペールエールの特徴は「モルトのコクやホップの香りが豊かに感じられるビール」とされていますが、派生スタイルが山ほどあるのでこれと言った型として説明しずらいスタイルになっています。 発祥はイギリスですが、柑橘様のホップの香りが華やかに感じられる「アメリカン・ペールエール」が発明されてたのきっかけに世界中に広がりました。あまりとりあげられないですが、「イングリッシュ・ペールエール」と呼ばれる群も存在していて、品評会でも別のスタイルで扱われています。起源はイングランドの田園地帯で醸造されていたアンバー色のオクトーバービールとされています。 日本のクラフトビールの代表格「よなよなエール」がこのペールエールで、苦味も比較的控えめで飲みやすくいろんな食事にも合わせやすいのでクラフトビールビギナーにオススメのスタイルと言えます。

オーストラリアはビールの1人あたり消費量が世界2位のビール大国です（1位はチェコ）。 オーストラリアにビールが入ってきたのは、イギリスによる植民地化が始まった頃です。現在操業中の最古の醸造所は、1824年にタスマニアで設立されたカスケード・ブルワリーです。オーストラリア最大の醸造所は家族経営のクーパーズ・ブルワリーであり、他の2つの主要な醸造所であるカールトン＆ユナイテッド・ブルワリーとライオン・ネイサンは、それぞれ日本のアサヒビールとキリンビールが所有しています。 そんなビール大好き国家オーストラリアには、大手ビールメーカーの定番ビールから、小規模なブルワリーが造るクラフトビールまで無数の銘柄が存在します。日本と比べて気温の高いオーストラリアのビールは、暑いときでもグビッと飲み干せるように、全般的に飲み口がさっぱりしていて苦みが少ないのが特徴です。 オーストラリアはパブ文化が盛んなので、訪れた際にはぜひパブでグイっとやりたいですね。