BREWLANDER（ブリューランダー）は、2016年にアジアのビール文化に新しい風を吹き込み、シンガポールのビールを世界地図に刻むことを目指して、ジョンは全てを捧げてこのプロジェクトを立ち上げました。

INCEPTION  IPA（インセプションIPA）は、Brewlander（ブリューランダー）が造るウェストコーストIPAです。

WCIPAをモダンにアレンジしたビールとのこと。エルドラドとアイダホ7ホップをふんだんに使用し、WCIPAのしっかりとした苦味に支えられたパイニーとトロピカルフルーツの香り、WCIPAを原点をしっかりとらえつつも新しさも忘れないそんな1本です。

シンガポールは、モダンで国際的な都市国家として知られていますが、その裏には独特のビール文化の歴史が隠されています。

ウェストコーストIPAをモダンにアレンジ

IPA（インディアペールエール）は、ペールモルトを使用して上面発酵で作られるペールエールの一種で、ホップの風味が強いことが特徴です。

Brewlanderがペールエールをモダンにアレンジしたペールエール。

エクストラ・ペールモルト（85～90℃の低温で、じっくり乾燥させて作った淡色のモルト）を使用し、非常にニュートラルなモルトの存在感を醸し出しています。クリーンな土台の上に、アザッカとチヌーク・ホップがマンゴー、ストーンフルーツ、柑橘類系のアロマを醸し出します。

後味はドライで、一口ごとに爽やか。いつの間にか2杯目を注文してしまうようなビールです。

ペールエールをモダンにアレンジした1本

まず、エールというのはビールの上面発酵という製造方法で造られたビール群のことを言います。このエールビールのうち、登場当時のビールと比べて淡い（=ペール）色をしているビールをペールエールと呼ぶようになりました。

Freedom Lager（フリーダムラガー）は、シンガポールのブルワリーであるBrewlanderが造るラガービールです。

炭酸強めのクリスピーな口当たりに、ホップを大量に使っていながらも苦味が抑えられたクリーンな味わいが特徴です。グリーンブレットやパシフィッククレストなどの現代的な品種のホップを使用しているのも特徴。暑いシンガポール発のビールだけあってキレキレな1本です。

クリスピーでキレキレのラガー！！

日本でも多く飲まれている下面発酵のラガービールですが、もちろんアメリカでも醸造されており、発祥地の名をとってアメリカンラガーと呼ばれています。

シンガポールの気候は熱帯で、年間を通じて暑く湿度が高いため、清涼感のある飲み物としてビールは非常に人気があります。ビールはローカルフードホーカーセンターやレストラン、バーなど、あらゆる場所で楽しまれています。国の経済発展と共に、シンガポール市民のビールへの嗜好も変化し、消費量も増加してきました。特に若い世代を中心に、新しいフレーバーやブランドを試して楽しむ文化が芽生えています。

シンガポールのビール市場では、「タイガービール」が最も象徴的な存在として知られています。1932年に設立されたタイガービールは、シンガポールの代表的なビールブランドとして、国内外で非常に高い評価を受けています。独特の味わいとキリッとした爽快感は、暑いシンガポールの気候にぴったり合うと多くの人々に愛されています。

近年、シンガポールではクラフトビールのブームが巻き起こっており、多くの新しいブルワリーやタップルームが出現しています。その中でも、「Brewerkz」はシンガポールのクラフトビールシーンにおいて、最も有名かつ人気のあるブルワリーの一つとして知られています。1997年の創業以来、Brewerkzは手作りの高品質なビールを提供し続け、その独自のフレーバーと革新的な製法で多くのビール愛好者を魅了してきました。

シンガポールは独自のビール文化を持ち、長い歴史の中で多様なビールの風味やスタイルが発展してきました。伝統的な大手ブランドから、新進気鋭のクラフトビールブルワリー、そして熱狂的なビールのイベントまで、シンガポールはビール愛好者にとっての楽園とも言えるでしょう。

シンガポールのクラフトビール・地ビール一覧

INCEPTION IPAインセプションIPA

Brewlander XPAブリューランダー XPA

Freedom Lagerフリーダムラガー