ブルワリー一覧

HINO BREWING(ヒノブリューイング)は、滋賀県日野町にある｢滋賀農業公園 ブルーメの丘｣の敷地内で、2018年に醸造を開始したブルワリーです。 お祭り好きな日本人・ポーランド人・イギリス人が集まって、国籍や世代関係なく「飲めば飲むほど祭りが良くなる！」をコンセプトにビールを造っており、各地の祭りに積極的に参加し、ビールを通して地域を盛り上げています。 ヨーロッパのクラシカルベースな味わいが特徴的です。

奈良県北葛城郡にある長龍酒造が造る長龍クラフトビール(CHORYO Craft Beer)は、2021年に長龍酒造の新たなチャレンジ、地域復興を目指して創設されました。 ヘッドブルワーには、COEDOブルワリーや海外ブルワリー・ワイナリーでの経験を持つ樋代 卓矢(ひだい たくや)氏が就任。初醸造ビール以来、新鮮で美味しいビールお届けしたいとの想いから、充填日より30日以内の賞味期限を設けているのが特徴です。

Derailleur Brew Works(ディレイラブリューワークス)は、大阪府大阪市の西成でライオットエールのレシピを再現するために設立された、クラフトビール工場と企画運営チームの集合体です。西成エリアをコミュニティーの中心としながら、常識に囚われないビール作りを作り続けています。 ビールコンセプトに合わせた、アニメ風の缶のジャケットが特徴的で「ジャケ買い」を楽しむことも。 大阪市内に直営ビアバーを3店舗構えています。

國乃長ビール（Kuninocho Beer）は、大阪高槻市にある酒蔵である壽酒造（ことぶきしゅぞう）のクラフトビールブランドです。酒税法の規制緩和後に多く立ち上げられたいわゆる地ビール系です。 蔵の歴史は長く、創業はなんと江戸時代の末期の文政五年(１８２２年)、ビールの醸造は1995年からスタートし、壽酒造のメインブランド「國乃長」から「國乃長ビール」と名付けられました。大阪初の地ビール醸造所です。 酒蔵系のブランドにしては珍しく？ポップなカエルのラベルが目印です。

Chimay（シメイ）はベルギーのトラピストビールブランドです。 トラピストビールとは修道院で造られるビールの総称で、シメイはその名の通り、ベルギーのシメイにあるスクールモン修道院で醸造されています。トラピストビールは営利商品ではなく、販売による利益は修道院の活動および地域の開発にのみにあてられます。 シメイは中世から続く歴史のあるビールで、ルージュ、ブルー、ホワイド、ブラック、グリーンの5ラベルが販売されています。アルコール度数が高めで味わいとしても濃厚な銘柄が多く、ビールながらワインのように楽しめるブランドです。 ちなみにトラピストビールの上限は下記になります。 トラピスト会修道院の修道士が自ら醸造 or 修道士の監督の元で醸造されたものであること 修道院の敷地内の醸造所で醸造されていること 販売は営利目的で行ってはならず、収益は修道院の改修工事などの運営費用に充て、残額は慈善団体に寄付すること

ビアへるん（Beer Hearn）は、1999年4月に島根県松江で創業した島根ビール株式会社のクラフトビールブランドです。「島根で飲んでこそ美味しいビール。島根の料理でさらに美味しくなるビール。」を掲げてビール造りをしています。 「ヘルン」という名前は、明治時代に活躍した文豪である「小泉八雲」の愛称「ヘルン先生」から。小泉八雲は、ギリシャで生まれ、その後日本国籍を取得、本名はパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)ですが、松江の中学校への赴任辞令に「Hearn」を「ヘルン」と表記したことをきかっけに「ヘルン」と呼ばれるようになりました。そんなグローバルなヘルン先生にあやかり、日本から世界に島根の食文化が広がってほしいという想いを込めてこの名前にしたそう。 90年代に創業した地ビールブランドらしく、攻めたビールはないながらも日本人好みの飲みやすいビールが多いです。

Casa Agria Specialty Ales(カサ アグリア スペシャリティエール)は、2015年カリフォルニア州オックスナードで創業したクラフトビールブルワリー。 カサ アグリアは「酸っぱい家」という意味で、3人の創業メンバーのうち2人、エリックとマイクの歴史が長いホームブルーイングの下積み時代から始まっていることに由来しているそうです。 短大で友人関係にあったエリックとマイクが、同じ大学へと進学し、「ビアクラブ」という活動を始めます。そこでは「全員がまだ飲んだことないビールを持ち寄る」というルールのもと、ビールをシェアしあい、クラフトビールについて語り合ったそうです。 そして彼らのクラフトビール熱は社会人になっても冷めることはなく、叔父の誘いでホームブルーイングを始めます。サワービールや複数の酵母を使った挑戦的なビールを醸造しては、クラフトビールのコンテストに出品し、全米レベルの賞も受賞しました。 いくつかの賞を受賞するうちに、友人から「ブルワリーはつくらないのか？」というは質問を投げかけられるようになったそうです。その頃、2人は「自分たちのブルワリーをつくるならあの場所かな」といった話をしていましたが、それはあくまで夢の話程度に思っていたそうです。 2014年頃にカリフォルニア州オックスナードの熱狂的なビールファンたちにエリックのつくったサワービールをボトルシェアで紹介し、彼らの肥えた舌を魅了させている頃、2人は真剣にブルワリー創業を考えていました。 ちょうどその頃に、とあるボトルシェアの場を通じて2人はライアンと出会います。ライアンは2人と同じく熱狂的なビールファンで、2人がブルワリーをつくる計画を聞き、すぐに手伝い始めたそうです。 こうしてカサ アグリアというブルワリーは誕生しました。 創業以来、オックスナードというアメリカでもトップクラスに豊かな農地の土壌で採れる作物を原料に使い、サワーを中心に様々なスタイルのビールを醸造し、世界中のビールファンたちを熱狂させています。

田沢湖ビール（Tazawako Beer）は、1997年に秋田県で創業された秋田県第1号地ビールブルワリーです。日本のクラフトビールシーンでは老舗の部類です。 「3リットル飲めるビール造り」をスローガンに掲げていて、すっきりとたくさん飲めることを目指しつつ、多様なビール造りにチャレンジしています。 スローガンは、初代工場長である小松勝久がビール造りの研修でドイツを訪れた際、ビアパブで言われたこの一言からきています。 「うまいのか、まずいのか、とりあえず３リットル飲んでから決めてくれ」 まずいビールは３リットルなんて絶対飲めない。飲めば飲むほど、喉が渇いて飲みたくなるようなビールを造って、腹いっぱい料理を食べて、うまいビールをみんなで歌って笑ってたくさん飲む。 秋田県のブルワリーらしくレギュラーラインナップにはナマハゲがプリントされています。

Urbanaut Brewing(アーバノートブリューイング)はNew Zealand(ニュージーランド)のオークランドにて醸造を行うクラフトビールブルワリー。 ロックバンドのTシャツのような前衛的なデザインのパッケージでユニークなフレーバーのクラフトビールを展開。 2種のクラフトビールを飲む直前にブレンドして楽しむビアブレンダーというスタイルを提唱し、ショートサイズの缶を2つラベルでつなげたパッケージで販売するなどクリエイティビティ溢れるクラフトビール造りを行っているのも特徴です。

HARVIESTOUN BREWRY（ハービストンブルワリー）は、1983年にスコットランドのクラックマナンシャー州のティリコルトリーとダラーに近い農場にある200年前の石造りの納屋で創業されたクラフトビールブルワリーです。 95年にスチュワート・カイルをヘッドブルワーに迎えて以来、ビアコンペでの受賞が急増し、スコットランドを代表する老舗クラフトブルワリーとなりました。英国で最も多くの賞を受賞している醸造所のひとつということで、そのビールのクオリティが折り紙つきです。 強気な眼差しをしたネズミのロゴがかわいい。

TDM 1874 Brewery(ティーディーエム1874 ブルワリー)は、神奈川県横浜市の十日市場にある創業1874年の老舗酒屋「坂口屋」が2017年に設立したブルワリーです。 TDM 1874 Breweryというネーミングは、地元「十日市場」の「Ten Days Market｣の頭文字「TDM」と坂口屋創業年の「1874」を組み合わせたもの。 ヘッド・ブルワーには、イギリスのDark Star Brewing(ダークスターブリューイング)、常陸野ネストで有名な茨城県の木内酒造、川崎市にあるBRIMMER BREWING(ブリマー・ブルーイング)での醸造経験を経たジョージ・ジュニパー氏が就任しています。 イングリッシュ仕込みのクラシカルなビールを得意としつつ、季節や地元の特産品とコラボしたビールが多いのも特徴です。

Be Easy Brewing (ビーイージーブリューイング)は、2016年に青森県弘前市で、元軍人・英会話講師・津軽三味線奏者と異才の経歴を持つ、アメリカ人醸造家・ギャレス・バーンズ氏が立ち上げたクラフトビールのブルワリーです。 青森を盛り上げたいと、青森産の果実やお米を使ったビールが多く、ビールの名前には津軽弁が使われているのも特徴的です。

Mikkeller San Diego(ミッケラーサンディエゴ)は、特定の醸造所を持たない「ファントム（幻影）マイクロブルワリー」として世界的に有名なデンマーク・コペンハーゲンのMikkeller(ミッケラー)が、2016年にアメリカ・カルフォルニア州サンディエゴにオープンさせたブルワリーです。 Mikkeller(ミッケラー)同様に、自社の醸造設備を持っておらず、ビールごとにアメリカ西海岸を中心としたマイクロブルワリーにてビールを醸造しています。ゆえに、各ブルワリーやビアバーとのコラボレーションビールが多いのも特徴的。ヨーロッパのクラシックさを残しつつも、西海岸の新進系ビールをうまく融合させたクリエイティブなビールをお楽しみ下さい。

西陣麦酒（Nishijin Beer）は、京都市上京区にてNPO法人によって運営されている珍しいブルワリーで、「Well BEERING（ウェル・ビアリング）」というスローガンを掲げビール造りをしています。 「至福の一杯」という“Well Beer（ウェル・ビーア）” と、心も身体も、社会的にも良好な状態にあることを示す“Well Being(ウェルビーイング)”を合わせて生まれました。 運営母体のNPO法人HEROSは自閉症の方々の支援を行っており、西陣麦酒のビール造りには地域の住民やHEROSの方々などいろいろの人が参加しているとのことです。

Little Beast Brewing(リトルビーストブリューイング)は、Logsdon(ログスドン)の元ヘッドブルワーのチャールズ氏が2017年にアメリカのオレゴン州で立ち上げたクラフトビールブルワリーです。 「小さな野獣」として、水、大麦、ホップ、フルーツ、野草を木樽で熟成させるクラシックなスタイルを保ちつつも、皆に親しみやすいビール造りを目指しています。

Lagabiere Brasserie Artisanale(ラガビエール ブラッスリー アーティザナル)はカナダのモントリオールケベック州にて2012年創業のクラフトビールブルワリー。 共同創業者のラガニエール(Laganière)兄弟とビール(Biere)を掛け合わせて、ラガビエール(Lagabiere)というブルワリー名になったと思われます。 2016年に新しい醸造所をつくり体制を拡大して以降、フラッグシップ銘柄の「TaMeilleure(タ メイユール)」を筆頭に数々のビールアワードを受賞し、名実共にカナダケベックのトップクラスブルワリーに成長を遂げました。 カナダで初めてNE-IPA(ヘイジーIPA)を醸造したブルワリーとしても有名です。

KUNITACHI BREWERY(クニタチ ブルワリー)は「通称：にくぶる」として、2020年より東京都国立市でクラフトビールの醸造を行っているブルワリー。 「古いは新しい」を醸造哲学として掲げ、歴史と伝統あるビアスタイルとまったく新しい鮮やかさを融合させることで「一期一会」のビール造りを行なっています。 くにぶる醸造長の斯波克幸氏は、静岡市のブルワリー『AOI BREWING』で3年間醸造醸士として働き、1年間は醸造長を務めた後、地元へと戻りKUNITACHI BREWERY(クニタチ ブルワリー)の醸造長になりました。 どこか懐かしい景色を切り取った、今どきっぽいタッチのエチケットに注目です。

奈良醸造（Nara Brewing）は、その名のとおり奈良県奈良市に2017年7月に設立されたクラフトビール醸造所です。 瓶内で二次発酵させる伝統的な製法で造る N Bottle Conditioned シリーズが特徴的。このN Bottle Conditionedシリーズのインテグラルというビール以外はレギュラーバッチを持たず、様々なスタイルのビールにチャレンジしています。 奈良のことは、奈良の人が思うほどには、まだ奈良の外では知られていません。だからこその『奈良醸造』。奈良を離れたいろんな場所でも『奈良』という言葉が出てきたらうれしいな、という思いを込めています 地名を冠するブルワリーということで、その矜持をもってビールの醸造にあたっているということです。

Rewben's Brews(ルーベンス ブリュース)はアメリカワシントン州シアトルに2012年に設立されたクラフトビールブルワリーです。 創業者のアダムはホームブリューを行なっていた頃に幾つかのメダルを受賞、創業後も妻であり共同創業者でもあるグレースとともに、数多くの賞を受賞しワシントン州でもっとも受賞歴のあるブルワリーとなりました。 ブルワリー名は自分の息子の名前ルーベンにちなんでルーベンスブルュースと命名したそうです。 数多くの受賞で認められたその技術を駆使して、デイリーに楽しむことができるコアビールから特別なシーズナルビールまで、多くの銘柄をラインナップしています。

ズモナビール（Zumona Beer）はホップの産地である遠野にある酒蔵、上閉伊（かみへい）酒造のクラフトビールブランドです。 ズモナは地域の方言で「〜そうな」という意味です。皆に愛され「遠野にうまいビールがあるそうな」と語られるようなビールを造りたいという想いからこの名前がつけられたそうです。 ズモナビールは本業の日本酒と同じ六甲牛山の伏流水（軟水）で造ることにこだわっており、試行錯誤の末に軟水でも麦芽の風味や香りを引き立たせるモルトの調合にたどりついたとのこと。 軟水仕込みの「やわらかさ、滑らかな舌触り」と、独自の麦芽配合による「独特な香り、深いコク」を両立したビールを造っています。

West Coast Brewing(ウェストコーストブルーイング)は静岡県用宗漁港にて2019年からクラフトビールの醸造を行っているブルワリー。 自分たちのことをHop Dude(ホップ野郎)と称し、あえて日本国内向きにはせず、オーナーの故郷であるクラフトビールの本場アメリカで飲むような「飲んだ瞬間に衝撃をうけるホッピーなビール造り」をコンセプトとしています。 世界観・パッケージのアートワークも非常に個性的でイギリス人のイラストレーターが描く、ホップのキャラクターがビールを選ぶとき、飲む前から目でも楽しませてくれます。 王道な素材の組み合わせはもちろん、挑戦的なレシピにも意欲的に取り組んでおり、毎週新作の銘柄をつくり世に送り出しています。

North Brewing(ノースブルーイング)はイギリスで2015年に設立されたクラフトビールブルワリー。 共同創業者のジョン・ジンゲルとクリスチャン・タウンスリーは1997年以来North Barというビアバーを営み、クラフトビールの普及に貢献してきました。そして2015年にかねてからの夢であった自分たちのブルワリーとタップルームをビアバーから800mほど離れた場所につくります。 Other Halfなどの有名ブルワリーとコラボしつつ成長をし、2020年にはHonestBrew Awards で2つの賞を受賞。 フラッグシップ銘柄のTransmission(トランスミッション)は、リーズナブルな価格にもかかわらず満足度の高い飲みごたえで多くのファンに愛されています。

Left Hand Brewing(レフトハンドブルーイング)はアメリカコロラド州ロングモントで1993年に設立されたクラフトビールブルワリー。 大学で知り合ったエリック・ウォレスとディック・ドアが当時のビールの選択肢に飽き、1990年に自分たちでホームブルーイングを趣味で始めたことが醸造所設立への第一歩でした。 趣味から仕事へと変わるまで、そう時間はかからず3年後にIndian Peaks Brewing Company(インディアンピークスブルーイング)として法人化。しかし、すでにその屋号が使われていることを後から知り、コロラドの偉人ニウォット首長（アラパホ語で「左手」）に敬意を表して「Left Hand Brewing」に変更したそうです。 設立してまもなくグレートアメリカンビアフェスティバルで複数のメダルを獲得。技術の高さはお墨付きです。 また、、炭酸ガスではなく窒素ガス(ニトロ)を初めてボトルのビールに重鎮して流通させたブルワリーとしても有名で、滑らかな舌触りミルクスタウトはLeft Hand Brewingの看板銘柄として今日も世界中で親しまれています。

Topa Topa Brewing(トパトパブルーイング)はアメリカのカリフォルニア州ベンチュラにて2015年に設立されたクラフトビールブルワリーです。 ブルワリー名はカリフォルニア州のトパトパ山脈に由来していると思われます。 共同創業者のジャックとカイルはホームブルーイングとサーフィンに熱中するうちに、自分たちの醸造所を持ちたいという夢が芽生え、当時、2人の共通の友人でストーンブルーイングのブルワーだったケーシーを引き入れてトパトパブルーイングの設立に至ります。 「品質・クラフトマンシップ・コミュニティー」という3つの価値感を大切にしており、厳選された新鮮な素材のみを使いクラフトビールを醸造しています。 そして、同じくベンチュラにて創業したアウトドアブランドPatagonia(パタゴニア)と協力し、環境への関心を高めるイベントや活動を行っているほか「1% FOR THE PLANET」というアクティビティにも参加しており、売り上げの1%を環境保護のNPOに寄付するなど、環境保護への取り組みにも精力的です。