ブルワリー一覧

リオ・ブルーイング（Rio Brewing）は、2008年に菅原 亮平氏がベルギーにて醸造を学びながらスタートしたクラフトビールブランドです。 ブルワリー名の「リオ」は、菅原氏のりょうという名前を現地の人が発言できず、RIOと名乗り始めたことに由来するそうです。 ブリュッセルの法人としてスタートした同ブルワリーですが、2021年には日本に拡大&移転をはたし、東京都六本木にビアレストランを出店、千葉県柏市に醸造所を建造しています。かなり珍しい逆輸入クラフトビールブルワリーです。 ベルギースタートのブルワリーらしくベルジャンスタイルのビールを中心にラインナップしています。

六甲ビール（ろっこうびーる）は、兵庫県神戸市北区で1997年に創業されたクラフトビールブルワリーです。六甲おろしで有名な六甲山のふもとにある有野町に醸造所を持っています。 ビールのコンセプトは「Youth Against GOLYAT（ゴリアテに挑む若者）」。巨人ゴリアテに挑む若者のがジャイアントキリングを起こしたように、大手ではないクラフトビールブルワリーでも固定概念を壊し、ビール産業にインパクトを与えたいという想いがこめられています。 個人的にはレギュラーラインナップにセゾンがあるのが推しポイント。六甲山の山並を曲線で表現したパッケージもおしゃれです。

宮崎ひでじビール（Miyazaki Hideji Beer）は、地ビールブームがおこっていた1996年に宮崎県延岡市に設立されたクラフトビールブルワリーです。創業者は西田 英次（にしだ・ひでじ）さんでブルワリー名もこちらから来ています。 地ビールブームの終焉に伴い業績不審に陥り事業部廃止を通達されるも従業の株式取得による独立、いわゆるEBO（Employee Buy Out）を実施して事業継続をしたという珍しい歴史を持つブルワリーです。その後も九州全体で発生した災害などによる苦境を経験しつつも、それらを乗り越えて現在に至るサバイバル力の高いブルワリーです。 「Think Global, Brew Local」をスローガンに掲げ、地元素材を活かしたビールを造り、多くのビールコンテストで受賞している実力派醸造所です。

秋田あくらビール（Akita Aqura Beer）は、1997年にスタートした秋田のクラフトビールブルワリーです。いわゆる地ビール系。 地ビール、ジャーマンスタイルのビールを多く造っていましたが、最近ではスタイルにとらわれずIPAなどのアメリカンなビールも造っています。米どころ秋田らしくお米を使ったビールもラインナップされています。 2022年7月にバスケットボールチームの秋田ノーザンハピネッツの運営会社に事業譲渡がされており、スポーツ×クラフトビールな展開を見せているブルワリーとなっています。

瀬戸内ビール（SETOUCHI BEER）は、2021年に香川県高松にて設立された株式会社瀬戸内のクラフトビールブランドです。 うどん県香川のブルワリーということで「BUKKAKE UDON HAZY IPA」など「うどん」にちなんだビールも造っているご当地感の満載、うどん好きの方は要チェックなブルワリーです。 なぜオレゴン州なのかの情報はありませんでしたがオレゴン州のビールの輸入販売や、「taproom リバーサイド351」というタップルームも運営も行っています。

Knee Deep Brewing（ニーディープブリューイング）、2010年の夏、カリフォルニア州サウスレイクタホにてマイクロブルワリーとして創業された家族経営の地ビールメーカーです アメリカンビールの王道スタイルであるIPAにこだわったブルワリーで、ラインナップのほとんどがIPAスタイルのビールとなっています。ホップをモチーフにしたつながり眉毛のキャラクターも特徴的です。 当初は、ネバダ州、アリゾナ州、カリフォルニア州内にのみ出荷していましたが、過去10年間で知名度もあがり、地元や地域から国内外でも飲まれるようになり、さまざまなイベントで数々の賞も受賞しています。

湘南ビールは、明治5年創業の酒蔵である熊澤酒造のクラフトビールブランドです。熊澤酒造は、湘南地域で唯一残っている酒蔵で創業以来150年にわたり地域に根ざした酒造りを目指しているとのことです。 「無ろ過、非加熱処理で酵母が生きたピュアでフレッシュなビール」を標榜しているいわゆる酒蔵系のビールブランドです。 目を引くのはその独特のパッケージ。特に大仏が大きく描かれているシュバルツは思わず手にとりたくなる1本です。 酒蔵系では珍しくガッツリとしたアメリカンIPAを造っていたりパッケージでも味でも幅広く楽しめるビールブランドです。

EX NOVO BREWING COMPANY（エクスノボブリューイングカンパニー）は、2014年、ジョエル・グレゴリーによってオレゴン州ポートランドのエリオット地区で創業された全米初のNPO（非営利団体）ブルワリーです。 純利益の100%を慈善団体の寄付するという非常に珍しい経営形態ですが、そのコンセプトからポートランダーがら絶大な支持を受け、今ではポートランドの他にも、オレゴン州のヒルズボロとビーバートン、ニューメキシコ州コーラルズにも出店するなど事業を拡大しています。 これまでに10万ドル近くを地域社会、慈善団体、世界的な取り組みに寄付しているとのことです。

カルデラブリューイングカンパニーはオレゴン州アシュランドにて1997年に創業されたクラフトビールブルワリーです。同じくオレゴン州のブルワリーであるローグで修行を積んだジム・ミルスが創業者。 こちらのブルワリーの特徴は、醸造工程でペレットホップではなくホールフラワーホップを100%使用していることです。ホールフラワーホップは、ペレット化されたホップよりもきれいな飲み口になるとのこと。 28,000平方メートルという広大な土地に、巨大なレストランと2棟のブリューハウスを持つアメリカらしいブルワリーです。ラインナップを見るとモザイホップにこだわりがあるようです。

Three Weavers Brewing Company（スリーウィーバーズブリューイングカンパニー）はカリフォルニア州ロサンゼルス郡イングルウッドで、2013年に創業された醸造所です。 ブルワリー名の由来は、創業者のLynne Weaver （リン・ウィーバー）に3人の娘がいたことに由来しています。Lynneは、業界的にはまだまだ珍しい女性ブルワーで、同じく女性ブルワーで数々の受賞歴を持つAlexandra Nowellと共にビール造りをしています。女性同士でタッグを組んだブルワリーは本当に珍しいと思います。 ビールラインナップには、アメリカ西海岸のブルワリーらしくIPAが多く並びます。

Ballast Point Brewing（バラストポイントブルーイング）は、1996年にアメリカのサンディエゴで創業されたブルワリーです。もとは小さいなホームブルーワーの集まりでしたが、今ではレイトビア100点満点獲得をするビールを造るような醸造所になりました。 航海に使われる六分儀をモチーフにしたロゴや、カジカという魚を描いたラベルなど、港町であるサンディエゴのらしさを存分に表現しているブルワリーです。Ballastも船舶のバランスをとるための重りという意味。 フラッグシップのスカルピンIPAを筆頭にレイトビアで高得点のビールを複数ラインナップしています。

ファーマーズブルワリー穂波（FARMER'S BREWERY HONAMI）は、2018年春から島根県浜田市国分町で販売したクラフトビールブランドです。 母体となっているのは、農家の株式会社三島ファームで醸造所も畑に囲まれた一角に建造されています。 同じ島根県にある石見麦酒が考案した、小ロット生産に特化した醸造方法である石見式を取り入れて醸造しているそうです。 ビールの特徴は農家らしく様々な農産物を副原料としていることで、特に芋を使ったビールが多いです。芋×ゴールデン、芋×ヴァイツェン、芋×スタウトなどなど芋好きには必見のブルワリーです。

デンビールは、愛知県安城市内にある地ビールレストラン「HOLAR FEST（ホレフェスト）」で造られている地ビールブランドです。 地ビールブランドらしくドイツ式のビールとなっており、麦芽・ホップ・酵母だけを原料とし、非加熱、無濾過でのビール造りにこだわっています。 2020年、コロナ禍をきっかけに「DEN ZOOLAND」という名前にブランドを刷新しています。かわいい動物とちょっと変わったネーミングが特徴です。 レギュラー銘柄はヴァイツェン、アルト、ボックという変化球ラインナップ。限定銘柄には柑橘やスパイス類をつかったビールを造っています。 個人的には地ビール系の中でもハイクオリティなブルワリーだと感じました。

ベアレン（BAEREN）は、岩手県盛岡市で2001年に創業ブルワリーです。 ドイツ南部の街から100年以上前のヴィンテージな設備を買い付け、当時のビール造りの製法を受け継いでいるというヨーロッパスタイルのクラシックなビールブルワリーです。 ブルワリーロゴの熊は、社名（ベアレン：ドイツ語で熊の意）に由来していて、 岩手県の自然のイメージと、本来肉体労働が多く体躯のがっちりとした醸造職人をイメージして名づけられたそうです。 ビールのラインナップは、モルトの味わいがしっかり感じられるドイツスタイルのラガービールが多いです。ビールのレモネード割であるレモンラードラーも看板商品です。

ホップガーデンブルワリー（HOPGARDEN BREWERY）は、福島県田村市都路町にあるブルワリーで、ホップジャパンという団体が母体となっています。 東日本大震災の影響で一時避難地区となり、ほぼ休眠状態となってしまっていた福島県田村市の公共施設「グリーンパーク都路」内の建物を一部改修し、開設されました。 ホップジャパンは、単なるブルワリー経営だけではなく、地産ホップをふんだんに使ったビールで、1次産業から6次産業化に繋げていくサイクルを一つの街で展開することで、「人」×「もの」×「こと」を繋ぐ活動に取り組んでいます。 とあるように、自前ホップ x サスティナブルな理念の系のブルワリーです。 ビールのラインナップは陰陽五行をコンセプトにとりいれおり、木・水・火・金・土のそれぞれの要素を冠したビールを販売しています。

Konishi Beerは日本酒の酒蔵である小西酒造のクラフトビールブランドです。 小西酒造は兵庫県伊丹市の清酒メーカーで、1550年に創業して以来、清酒発祥の地と言われる伊丹市で長らく酒造りをしてきました。小西酒造のブランド酒である「白雪」は最古の清酒銘柄と言われています。 伊丹市がベルギーのハッセルト市と国際姉妹都市提携を結んだことをきっかけにビール造りに進出。 通常、ビールの香りは麦芽とホップによってつくり出されるのに対し、KONISHIビールでは、発酵によって生まれる香りを大切にしています。それにより、のど越しのキレだけでなく、余韻のある味わいに仕上がるのです。また日本酒の仕込みに用いる櫂棒を、麦芽の攪拌に応用することで、麦芽の雑味が出るのを抑えるなど、さまざまな工程で私たちならではの経験を生かしています。 酒蔵ならではの「JAPAN ALE」を造ることかスローガンにしており、酒蔵系ブルワリーの中でも酒蔵であることを色濃く表現しているブルワリーとなっています。

地ビール 独歩（Local Beer Doppo）は、岡山県岡山市にある宮下酒造株式会社の地ビールブランドです。会社の創業は大正時代ですが、独歩ブランドは1995年に中国地方初の地ビールとして販売開始されました。 元が酒蔵ということでビールに限らず、日本酒、焼酎、ウイスキー、クラフトジンなど幅広い酒類を製造している会社です。 ビールはドイツスタイルのラガー系ビールや、特産である桃やマスカットを使ったピルスナーが特徴的です。 「独歩」という言葉は、中国宋代の禅僧、無門慧開が書いた「無門関」の中からとったとのこと。 意味は、大道（仏道）に入る門は無く、到るところが道なれば、無門の関を透過して、あとは天下の一人旅である 何やら難しいですが、酒蔵系地ビールxドイツ人ブラウマイスターで作られるビールはさすがハイクオリティで、どのビールを飲んでもおいしくいただけるブルワリーです。

Modern Times Beer(モダン タイムス ビール)は2013年アメリカのカリフォルニア州サンディエゴに設立されたクラフトビールブルワリー。 ビールの醸造だけでなく、コーヒーロースタリーやスイミングクラブも経営している点がユニーク。この事業ポートフォリオの理由は名前の由来にあるのかもしれません。 ブルワリー名は1850年頃にwild-eyed wingnutsという集団がつくったユートピア「Modern Times」から着想を得て名付けられたとのことです。かつてそこでは、地域の区切りや一般的な結婚のルール、過剰な搾取などなく、物々交換をしながら豊かに暮らしていたらしく、そのユートピアのようなコミュニティをクラフトビールやコーヒーなどを通じて作りたいという思いからModern Times Beerと名付けられたそうです。 ビールの名前も様々なユートピアにちなんだものになっています。

Riot Beer（ライオットビール）は、2018年に世田谷区祖師谷大蔵駅という都心で創業されたマイクロブルワリー&タップルームです。 趣味のサッカー観戦で訪れたイギリスで出会ったクラフトビールの魅力に取りつかれ、飲むだけでは満足できなくなり、ついに創業したのがRiot Beerとのこと。 「仲間と飲めるおいしいビール」を掲げており、SNSでの発信はなぜか「はいさい」から始まります。マイクロブルワリーらしく型にはまらない多くの銘柄を醸造しています。

大山（だいせん）Gビールは鳥取県西伯郡にある地ビール製造所です。日本のクラフトビール黎明期の1996年、地ビールブームの中で創立されました。 ブルワリーは、国立公園大山のふもと標高300mに位置しており、地元農家から仕入れた原料を使い、「この味は大山でしか作れない」という個性を作り出す、というビールつくりを目指しています。 Gビールは地ビールのシャレだと思われ、時代を感じるネーミングとなっています（笑）。 レギュラーラインナップは、ピルスナー、ペールエール、ヴァイツェン、スタウトとこれまた地ビール系らしい品揃えとなっています。大山の天然水によって仕込まれたクリアな飲み口のビールが多いです。

OKD Kominka Brewing（OKD古民家ブリューイング）は愛知県知多市の岡田にあるマイクロブルワリーです。「岡田の名を世の中に広めたい」という思いから、岡田の頭文字をとったOKD Berwingを創業。 ブルワーがドイツに住んでいたことから、伝統的なドイツスタイル『ヴァイツェン』にこだわりがあり、地元知多のいちじくをFIG ICHIJIKU WEIZENをフラッグシップ銘柄としています。 規格外になってしまった果物や食材を農家から譲り受けて副原料にする、使用した麦芽を牧場に寄付するなど、環境問題に積極的に取り組むブルワリーでもありまｓ．

Hiroshima Neighborly Brewingはその名のとおり、広島の象徴である平和公園のすぐ近くで2020年8月にオープンされたブルワリーです。じゃっかん読みにくいその名前は「ヒロシマネイバリーブリューイング」です。 コンセプトは「できるだけ広島県産の素材を使い、何度でも飲んでみたいと思っていただけるビール」。広島内で最大の醸造所とのこと。Craft beer と炭火『はればれ』というダイナーも併設。 2種類のフラッグシップラガーを筆頭に、広島の素材を使ったちょっと変わり種なラインナップが特徴のブルワリーです。

Definitive Brewing(ディフィニティブ ブルーイング)は、2017年メイン州マンチェスターに設立されたクラフトビールブルワリーです。 ブルワリー名の「Definitive(決定的)」には、彼らが醸造する全てのビールを絶えず革新して前回のバッチよりも改善していくという決意が込められているそうです。 ポートランドにあるメインの醸造施設では定番ラインナップたちの醸造を、キタリーの醸造所では少量で新レシピを試作したり、バレルエイジを試すなど実験的なビール造りを行っているとのこと。 2022年現在、アメリカ3ヶ所にテイスイティングルームをオープンし、ケルシュのようはクラシックなスタイルからヘイジーIPAやフルーツサワー、ハードセルツァーなど多種多様なビアスタイルをフルラインナップで提供しています。

Melvin Brewing(メルビン ブリューイング)は、アメリカ・ワイオミング州で2009年にオープンしたブルワリーです。タイ料理レストランの裏手で、アジアの屋台やカンフー映画に出てくるような料理と合わせるビールとして造られ始めました。 そのような経緯からタイの信仰の象徴であるゾウをシンボルとしたブルワリーロゴとなっており、ジャケットには、ビールコンセプトに合わせた擬人化されたキャラクターが登場します。 アメリカ国内のビール賞を受賞するなど、国内外問わず広く愛されるクラフトビールブルワリーです。